THYMOSの願い
THYMOSは獣医療における免疫療法の技術開発に取り組んでいます。
免疫療法は、「免疫応答を誘導、増強、または抑制することによる疾患の治療法」です。 獣医療における免疫療法の新たな技術開発とその普及を通して有効性のある安全・安心な先端医療 としての新規免疫療法を広めていくことが私たち「THYMOS」の願いです。
THYMOSの歩みと未来
これまで「THYMOS」は、大阪府立大学獣医免疫学教室 渡耒 仁教授との共同研究により 活性化リンパ球療法に使用するリンパ球を少量の血液(2ml)から活性化(約1週間)で増殖させる培養方法を開発、国際特許(メキシコ・ロシア・オーストラリア・EU・香港・韓国)を取得しています。そして、この技術を使った活性化リンパ球療法は、腫瘍や感染症の治療において高い有効性を示すことを明らかにしています。
さらに「THYMOS」は、共同研究により抗原特異的な免疫誘導において中心的な役割を果たす 樹状細胞に様々な抗原を送達させることができるDDS技術リポソーム(特許出願中)を開発しました。
新たに開発したリポソーム技術を応用することで、自家腫瘍組織をワクチン抗原とした個別化医療に対応できる自家腫瘍ワクチンを開発し、その有効性を明らかにしています。
また、現在このリポソーム技術を応用し、根本的治療法が無いイヌ・ネコの歯周病治療、予防に有効なワクチン開発を進めています。
「THYMOS」は、新規免疫療法を獣医療に根付かせ、その発信拠点となることを目指しています。